ロイヤルカナン ジャポン、愛玩動物看護師を対象とした「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」を初めて開催

獣医療業界のサステナブルな発展を支援するため、講演やオンラインコンテンツを通じ知識を提供

引用元:PR TIMES
リリース発行企業:ロイヤルカナン ジャポン合同会社

栄養学に基づいて犬と猫の健康を実現する企業(Health Through Nutrition Company)として、プレミアムペットフードおよび食事療法食を展開するロイヤルカナン ジャポン(本社:東京都港区、社長:日下部 真一)は、愛玩動物看護師を対象とした「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」を、8月18日(日)に大手町三井ホール(東京都千代田区)にて開催しました。

ベテリナリーシンポジウムは、ロイヤルカナン ジャポンが獣医療業界のサステナブルな発展支援を目的に、全国の獣医療関係者を対象に、毎年開催しているシンポジウムです。今回の「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」は、犬や猫をはじめとした愛玩動物に求められる獣医療の高度化、多様化が進んでいる環境を背景に2022年5月に新たに国家資格化された、愛玩動物看護師向けの講演・プログラムとして初めて開催されました。

「7歳から始めるケア 愛玩動物看護師が知っておくべきこと」をテーマに、講師としてお迎えした3名の獣医師による講演が行われ、会場にはおよそ150名が来場しました。さらに8月21日から9月30日の期間、本シンポジウムの収録動画を特設サイトからアーカイブ配信し、このオンラインでの聴講者も合わせると合計で約2,000名の愛玩動物看護師及びケアスタッフの方が「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」に参加し、大盛況のうちに幕を閉じました。

「愛玩動物看護師の仕事: 動物とご家族のためになにができるか」

石田 卓夫先生(赤坂動物病院医療ディレクター)

愛玩動物看護師がペットと家族のためにできることについて、技術や知識だけではなく大切な「心」や仕事への向き合い方について講演しました。社会に定着しつつある伴侶動物医学の観点から、ペットの長生きを願う家族の希望をかなえるため、中高齢期のペットのケアに対して愛玩動物看護師が担う仕事の重要性や社会への貢献について解説し、今後さらに役割が広がっていくと紹介しました。

「中高齢期の身体機能の変化・栄養の変化にどうやって気づく?」

佐野 忠士先生(帯広畜産大学 臨床獣医学分野 伴侶動物獣医療学系 准教授)

ペットの約半数が“高齢”といわれる現在、中高齢期特有の身体の変化を見逃さないための身体部位別の詳しいチェックポイントのほか、肥満が及ぼす寿命などへの悪影響、エネルギー密度に注目した栄養管理について解説し、中高齢期のペットに対して、医療が適切に介入することの重要性について講演しました。

「ペットのシニアライフを支える動物看護ケア – 愛玩動物看護師として知識の引き出しを増やそう – 」

小野沢 栄里先生(麻布大学 獣医学部 獣医保健看護学科 講師)

歩行や食事をはじめとした普段の生活の中で、中高齢期のペットの身体や認知機能に起こる事象や介助のポイントについて詳しく解説し、ペットが失敗しづらい生活環境をつくることの重要性について紹介しました。また、動物病院に求められることとして人間同様にバリアフリーの環境をつくるなど、中高齢期になってもまっすぐ素直に生きるペットと家族に対し、適切な看護を実践するために愛玩動物看護師の視点から、ご自身の臨床経験と研究結果をもとに必要な知識や工夫を紹介しました。

講演の予習・復習にも。特設サイトでは学習コンテンツを多数公開

「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」特設サイトでは、7月19日(金)から9月30日(月)まで、愛玩動物看護師の皆様が獣医療の現場でさらに活躍いただくための学習コンテンツを公開しました。

シニアクラスの取り組み事例として、三橋 有紗先生(ぬのかわ犬猫病院 総看護師長)による「シニアケアの最強ツール!シニア教室のつくりかた」、三好 哲平先生(帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 特任助教)による「ケアの実践は飼い主の自信から!ニーズに合わせたシニアクラスの開催」、特定領域の高齢期ケアをテーマに、安部 里梅先生(PET CARE HOME Lyuca)による「ハイシニアの『食べにくい』を克服する」、吉川 和幸先生(日本小動物医療センター)による「すこやかシニアを目指す!リハビリの視点を活かした姿勢と運動器のケア」の4本の学習動画を公開しました。

さらに、会場講演のアーカイブ動画も公開し、会場に足を運べなかった獣医療関係者にもご覧いただいたほか、講演内容の理解をより深めるための復習としてもご活用いただきました。


より実践的に学べる「シニア教室 実習」も開催

「ベテリナリーシンポジウム – for Vet Nurse – 」参加者限定特典として、動物病院でペットマッサージを活用するための「シニア教室 実習」を東京・大阪の2会場で開催※します。ペットマッサージは、獣医療の進歩により犬や猫の寿命が伸びていることも背景に、中高齢期・ターミナル期に入った犬や猫のオーナー様からのニーズが高まっています。両会場では、講師に牧田 明美 先生(ペットマッサージインストラクター、Pet Wellness 明賢 Corp 主催、動物病院スタッフ育成コーチ・カウンセラー)をお迎えし、「中高齢期のペットを抱えている飼い主様をサポートするための飼い主心理学」「 中高齢期・高齢期におすすめしたい!お家でできるペットマッサージ(実技練習あり)」「 シニアケア教室を企画・運営する方法」の内容のより実践的な実習を通じ、愛玩動物看護師としての知識の向上にお役立ていただけます。

※参加申し込みはすでに終了しています。

ロイヤルカナンは、個々の犬と猫の栄養ニーズをきめ細やかに満たすことで、目に見える・実感できる“真の健康”を提供することにより、A BETTER WORLD FOR PETS™(ペットのためのより良い世界)をつくるというパーパス(存在意義)を掲げています。ペットのためのより良い世界を実現するためには、ペットを取り巻く健全なエコシステムを育むことが大切です。その一環として、獣医師、愛玩動物看護師、獣医学生など獣医療関係者への支援の取り組みを包括的に展開し、今後も日本の獣医療のサステナブルな発展と未来に寄与してまいります。

ロイヤルカナン社について

ロイヤルカナン ブランド(ROYAL CANIN®)を展開するロイヤルカナン社は、栄養学に基づいた犬と猫の健康において世界を牽引する企業であり、マース インコーポレイテッドの一員です。1968年にフランスの獣医師ジャン カタリー博士によって設立されたロイヤルカナンは、ペットの専門家との連携を通じて「ペットのためのより良い世界」というパーパス(存在意義)の実現を目指し、栄養と知識の限界を継続的に押し広げています。

ロイヤルカナンは、ブリーダーや獣医師などのパートナーと協力し、科学に基づいて個々の犬と猫のニーズにきめ細やかに応える栄養バランスのフードをつくるだけでなく、ペットの健康に非常にプラスな影響を与える様々なツールやサービスを展開しています。ペット、人々、地球を尊重し、責任ある持続可能な方法でビジネスを実践しています。

世界120以上の市場で事業を展開し、400名の獣医師と栄養士を含む8,000名を超えるアソシエイト(従業員)が活躍しています。17の工場、2つのペットセンター、1つのイノベーションセンター、そしてマースのネットワークから7つの研究所を運営しています。

また、日本をはじめヨーロッパ以外では、ユーカヌバ ブランド(EUKANUBA™)を展開しています。ユーカヌバは愛犬の健康とアクティブな毎日をサポートするドッグフードブランドです。そして米国を拠点とする消費者直販のペットフード会社として急成長を遂げているNOM NOMの事業展開も行っています。

ロイヤルカナンに関する詳細: https://www.royalcanin.com/jp/

ユーカヌバに関する詳細: https://www.eukanuba.com/jp/

ロイヤルカナン ジャポン企業サイト: https://royalcanin.jp/

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