【9月15日は敬老の日】ペットと人の老老介護に関する調査

~高齢の飼育者の6割が老老介護を身近に感じ、4割は頼れる人がおらず孤立リスクも~

引用元:PR TIMES
リリース発行企業:アイペット損害保険株式会社

アイペット損害保険株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:安田敦子 以下、当社)は、7歳以上の犬・猫(以下、「シニアペット」)を飼育している65歳以上の飼育者1,000名を対象に、ペットの介護状況や介護への準備など、これからのペットとの生活に関する調査を行いました。

※公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット 「老老介護・認認介護とは」(https://www.tyojyu.or.jp/net/kaigo-seido/zaitaku-kaigo/rorokaigo-ninninkaigo.html)によると、老老介護とは、高齢者の介護を高齢者が行うことで、主に65歳以上の高齢の夫婦や親子、兄弟などのどちらかが介護者であり、もう一方が介護される側となるケースを指します。本調査では、ペットと人の老老介護について、「高齢の飼育者」を65歳以上、「シニアペット」を7歳以上とし、「介護」は「回答者が介護と認識しているもの(加齢による身体機能の衰え/病気問わず)」として調査をしています*。      

*人間における介護とは異なり、「ペットの介護」には明確な定義が存在しないため。

【調査結果概要】
◆飼育者の約1割がペットと人の老老介護をしており、全体の約6割が老老介護を身近に感じている
◆飼育者の約9割は終生飼養を望んでいるが、約4割はペットの介護で頼れる存在がおらず、孤立リスクも
◆ペットの介護の情報については飼育者の約半数が情報不足で、介護の実態が分からず準備不足も見られる
◆ペットの介護経験者からは「ペットの気持ちや意思が分からずつらい」など、ペット愛を感じられる回答も

◆飼育者の約1割がペットと人の老老介護をしており、全体の約6割が老老介護を身近に感じている

調査の結果、現在ペットと人の老老介護をしている飼育者は全体の10%にとどまる一方で、これからペットの介護が必要になると感じる飼育者は47.2%にのぼりました。このことから、過半数がペットと人の老老介護の当事者または老老介護を身近に感じており、ペットにおいても介護が特別なことではなく、誰にでも起こり得る身近なテーマであることが分かります。また、犬と猫でも差が見られました。老老介護をしている猫の飼育者は6.4%に対し、犬は倍以上の13.6%でした。これからペットの介護が必要になると感じる飼育者と合わせても、犬の飼育者の方がペットと人の老老介護を身近に感じていることが分かる結果になりました。

◆飼育者の約9割は終生飼養を望んでいるが、約4割はペットの介護で頼れる存在がおらず、孤立リスクも

シニアペットの今後の介護については、飼育者の47.1%が「自分で最期までお世話したい」、42.6%が「身近な人や専門家に助けてもらいながら自分で最期までお世話したい」と回答しており、終生飼養への責任感とペットへの愛情が確認されました。

シニアペットに介護が必要になったときに頼れる存在がいる飼育者は61.1%であった一方、38.9%は頼れる存在がいないことが調査結果から明らかになりました。飼育者のペットへの終生飼養の気持ちが強い一方で、ペットに介護が必要になった際に頼れる人がおらず、孤立するリスクがある飼育者も多いことが課題として窺えます。

◆ペットの介護の情報については飼育者の約半数が情報不足で、介護の実態が分からず準備不足も見られる

ペットの介護に関する情報では、犬の飼育者で「十分に情報を得られている」と回答した方は9.4%で、45.6%は「まだまだ得られる情報が少ない」または「情報がまったく得られていない」と回答しました。猫の飼育者では、「十分に情報を得られている」と回答した方はわずか4.6%にとどまり、「まだまだ得られる情報が少ない」または「情報がまったく得られていない」の回答が57.2%でした。犬・猫どちらも約半数の飼育者から情報不足が窺えますが、猫の飼育者の方がより情報不足であることが分かります。

シニアペットの将来に向けての準備では、犬と猫で差が見られました。犬では「かかりつけの動物病院を持つ」と回答した飼育者が最多の41.2%で、次いで「準備していることも準備しようと考えていることもない」が35%でした。猫の飼育者では「準備していることも準備しようと考えていることもない」の回答が最多の47.6%でした。猫と比較して、犬の方が老老介護をしている飼育者が多いこともあり、より介護を身近に感じて準備を考えていることが分かります。

シニアペットの将来に向けて「準備していることも準備しようと考えていることもない」と回答した飼育者の理由については、犬・猫ともに大きな差はなく、「何をどのように準備すればよいか分からないため」が最多の27.6%でした。ペットの介護は身近ではありつつ、情報不足であることや準備の仕方が分からないといった調査結果からも、ペットと人の老老介護の実態が分からない飼育者が一定数いることが窺えます。

◆ペットの介護経験者からは「ペットの気持ちや意思が分からずつらい」など、ペット愛を感じられる回答も

介護未経験者によるペットと人の老老介護のイメージは「イメージがわかない」と回答する飼育者が41.3%と最多で、次いで「身体的負担がつらい」が24.5%でした。介護経験者によるペットの介護の悩みでは「悩みはない」が47.6%で最多、次いで「ペットの気持ちや意思が分からずつらい」が30.6%でした。介護経験者からは「ワンちゃんの介護は苦にならない」「介護と思わずに一緒に過ごしていきたい」といったペット愛を感じられる自由回答も多くありました。

本調査では、高齢の飼育者の6割がペットと人の老老介護を身近に感じ、9割が終生飼養を望む一方で、4割はペットに介護が必要になったときに頼れる存在がなく、情報不足や準備不足も課題であることが明らかになりました。この調査結果が、大切な家族である「うちの子」との将来について考えるきっかけとなれば幸いです。

アイペット損保は、皆さまの「うちの子」への一生の愛を、確かな安心で守り続けてまいります。

【調査概要】 

調査対象:65歳以上の犬・猫(7歳以上)の飼育者各500名(合計1,000名)

調査期間:2025年8月12日~8月19日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施

アイペット損害保険株式会社

■会社概要
商     号  : アイペット損害保険株式会社
代 表 者  : 代表取締役 執行役員社長 安田敦子
所 在 地  : 〒135-0061 東京都江東区豊洲5-6-15 NBF豊洲ガーデンフロント
設     立  : 2004年5月
事業内容 : 損害保険業
資 本 金  : 4,619百万円(2025年3月31日現在)
U   R   L : https://www.ipet-ins.com

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