ユーザーが持つイメージとのギャップが浮き彫りに
引用元:PR TIMES
リリース発行企業:株式会社ペトリコウェル
株式会社ペトリコウェル(所在地:東京都中央区、代表取締役:吉村 貴幸)は、獣医師を対象に、「ミックス犬の健康問題」に関する調査を行いました。
近年、異なる犬種をかけ合わせて生まれる「ミックス犬」が、見た目の可愛らしさや“両親のいいとこ取り”というイメージから人気を集めています。
しかし、その一方で、健康面や性格面のリスクが正しく理解されていない現状があります。
※ミックス犬の例
・チワワ×シベリアン・ハスキー(体格差の大きい犬種をかけ合わせ)
・イタリアングレーハウンド×ゴールデンレトリバー(骨格の違う犬種をかけ合わせ)
こうした状況を受け、ワンちゃんを家族のように大切に育てる「優良ブリーダー」だけを厳選して紹介するマッチングサイト『Breeder Families』(https://breederfamilies.com/)を運営する株式会社ペトリコウェルは、「ミックス犬の健康リスク」について、現場で日々動物と向き合う獣医師の声を集めました。
その結果、75%以上の獣医師が、ミックスに対して健康リスクを指摘しております。
また、2024年11月に行った「ミックス犬」に関する意識調査では、約8割の飼い主がミックス犬の健康リスクを把握していないという結果となっており、専門家である獣医師と飼い主の間に深い認識ギャップが存在することが浮き彫りになりました。
なお、本調査の分析にあたっては、監修獣医師の今本成樹先生の助言を受けています。
75%以上の獣医師が健康リスクを指摘(今回の調査結果)
調査概要:「ミックス犬の健康リスク」に関する調査
【調査期間】2025年3月21日(金)~2025年3月24日(月)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,009人
【調査対象】調査回答時に獣医師であると回答したモニター
【調査元】株式会社ペトリコウェル(https://breederfamilies.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

今回の調査では、「ミックス犬について、どのような健康リスク・診断の難しさがあると思いますか?」と質問したことろ、以下のような結果となりました。
【両親の遺伝的な弱点を引き継ぐリスクがある】
・『とてもそう思う(24.8%)』
・『ややそう思う(51.8%)』
・『あまりそう思わない(19.2%)』
・『全くそう思わない(4.2%』
【両親の犬種の骨格・体格の違いによって、健康上の問題が発生するリスクがある】
・『とてもそう思う(28.9%)』
・『ややそう思う(45.5%)』
・『あまりそう思わない(21.2%)』
・『全くそう思わない(4.4%)』
【成長過程での体型や大きさの予測が難しい】
・『とてもそう思う(27.7%)』
・『ややそう思う(51.5%)』
・『あまりそう思わない(18.2%)』
・『全くそう思わない(2.6%)』
【純犬種と比べると、基準が不明確のため、診断・治療が難しい】
・『とてもそう思う(28.2%)』
・『ややそう思う(49.1%)』
・『あまりそう思わない(18.6%)』
・『全くそう思わない(4.1%)』
【純犬種と比べると、基準が不明確のため、診断・治療が難しい】
・『とてもそう思う(25.2%)』
・『ややそう思う(52.3%)』
・『あまりそう思わない(17.9%)』
・『全くそう思わない(4.6%)』
上記の結果から、いずれの項目でも7割以上の獣医師が「そう思う/ややそう思う」と回答しており、ミックス犬の健康に関するリスクが広く認識されていることが明らかになりました。
回答傾向をみると、まず「両親の遺伝的な弱点を引き継ぐ(76.6%)」「骨格・体格の不均衡による健康リスク(74.4%)」といった項目が多く、異なる犬種を掛け合わせることで骨格バランスの崩れや遺伝疾患の重複といった健康上の問題が生じる懸念が示されています。
また、「成長過程の予測が難しい(79.2%)」「基準が不明確で診断・治療が難しい(77.3%)」「病気リスクを把握しにくい(77.5%)」など、診断や治療の難しさを指摘する声も目立ちました。
一方で、飼い主の約8割がミックス犬の健康リスクを把握していない(2024年11月の調査結果)
調査概要:「ミックス犬」に関する意識調査
【調査期間】2024年11月5日(火)~2024年11月7日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,041人
【調査対象】調査回答時に①ミックス犬を飼っている/②ミックス犬以外の犬を飼っている/③犬を飼いたいと思っていると回答したモニター
※①335人 ②358人 ③348人
【調査元】株式会社ペトリコウェル(https://breederfamilies.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

2024年11月にペトリコウェルが実施した飼い主向け調査では、66.6%の飼い主が「ミックス犬は健康で性格がよい」と回答し、人気の裏で誤った認識が広がっていることが分かりました。

一方で、「ミックス犬が抱える課題について知らない」と答えた人は約8割に上りました。
「正確な遺伝子検査ができない」「体格や病気の予測が難しい」など、大多数の飼い主が、獣医師が懸念しているような健康や診断に関するリスクを理解していないことが明らかになりました。
まとめ
今回と2024年11月の調査から、獣医師の75%以上がミックス犬の健康上の課題を懸念している一方で飼い主の約8割がそのリスクを十分に把握していないという認識のギャップが明らかになりました。
ミックス犬の「両親のいいとこ取り」というイメージは誤解であり、その裏には骨格や臓器のアンバランス、遺伝的な弱点の重複など、健康面・性格面の複雑なリスクが潜んでいます。
ワンちゃんを家族として迎える際には、見た目や流行だけで判断するのではなく、健康・性格・繁殖背景を正しく理解することが大切です。
なお、調査の詳しい背景や、今本先生による詳しいコメントや優良ブリーダーのリアルな声については、弊社のオウンドメディアに掲載しています
▼詳細はこちら
https://breederfamilies.com/articles/150
責任ある繁殖・販売を広げるために──Breeder Familiesの取り組み

こうした現状に対し、今回の調査を実施した株式会社ペトリコウェルは、ワンちゃんを家族のように愛する「優良ブリーダー」のみを厳選してご紹介するマッチングサイト『BreederFamilies』(https://breederfamilies.com/)を運営しています。
BreederFamiliesでは、上記のようなミックス犬を繁殖しない等アニマルウェルフェアの観点で厳しい基準をクリアした優良ブリーダーのみ掲載しています。
BreederFamiliesを通じて、こうした繁殖・販売を行うブリーダーが正しく評価され、世の中に広がっていくことで、ワンちゃんを取り巻く流通のあり方そのものが変わっていくと信じています。
■BreederFamiliesの特徴
アニマルウェルフェアを最優先に考え、安心して家族を迎えられると同時に、ペットを取り巻く社会課題の解決にも貢献するプラットフォーム
1. アニマルウェルフェアを第一に考えた厳しい評価基準
遺伝リスクを抑えた繁殖、劣悪な環境の排除、断尾・断耳の不実施など、アニマルウェルフェアを徹底。合格率10%未満という厳しい基準をクリアした優良ブリーダーのみを厳選しています。


2. 飼い主にもワンちゃんにも嬉しい出会い
適切な環境で愛情をたっぷり受けて育った子犬は、健康で社会性豊か。BreederFamiliesのブリーダーは、譲渡後も家族の一員としての想いを持ち、飼い主様を手厚くサポートします。初めてワンちゃんを迎える方でも安心して幸せな生活をスタートできます。

3. ペット業界の社会課題解決への貢献
BreederFamiliesでは、負担の大きい流通構造や命の大量生産・大量販売、劣悪な飼育環境といった業界の課題に対し、情報発信や優良ブリーダーとの直接取引を通じて解決を目指しています。また、売上の一部を保護団体へ寄付することで、保護活動の支援にも取り組んでいます。目の前の子犬だけでなく、すべてのワンちゃんに優しい世界を創っていきます。
<利用方法>
一般ユーザーの方は、無料でサイトを利用することができます。
以下の5ステップで子犬をお迎えすることができます。

・ワンちゃんを家族のように愛する「優良ブリーダー」のみを厳選したマッチングサイト
『BreederFamilies』はこちら:
・1000人以上のブリーダーをリサーチした専門家への無料相談はこちら:
・BreederFamilies公式Instagramはこちら:
●獣医師・遺伝学の専門家 今本先生のプロフィール
奈良県葛城市 新庄動物病院 院長
獣医師 今本成樹(いまもと しげき)さん
帝京科学大学非常勤講師。PennHIP認定医(アメリカ)、WUSV認定レントゲン実施獣医師(ドイツ)。ねこ医学会(JSFM)認定 CATvocate(猫の専任従事者)。防災士。
2000年に北里大学獣医畜産学部獣医学科を卒業後、大学院研究生として東京大学農学部生命科学科に在学。勤務医を経て、2002年2月に新庄動物病院を開業。日本小動物獣医学会(近畿地区大会)において遺伝性疾患の研究で症例研究褒賞を3度受賞。
獣医関連の学会誌、情報誌に遺伝性疾患に関する投稿を行うとともに、学会・研究会、各団体、小学校などにおいて遺伝性疾患や動物愛護、命の問題に関する講演を数多く実施している。
直近では比較統合医療学会で学会長賞も受賞している。
株式会社ペトリコウェル

設立:2024 年 4 月24日
代表取締役社長:吉村貴幸
本社所在地:東京都中央区銀座1丁目22番11号 銀座大竹ビジデンス2F
事業内容:動物福祉に本気のブリーダーマッチングサイト『Breeder Families』を運営
サービスURL:https://breederfamilies.com/
代表プロフィールと想い
幼少期から3頭のワンちゃんを家族として迎え入れてきました。彼らはただのペットではなく、人生を共に歩む友人であり心の支えでした。
大学卒業後は、銀行に始まり、デロイト等のコンサルファームで企業の経営課題に取り組み、その後ブレインパッドやPKSHA Technologyといったデータ・AIベンチャーで働いてきました。長年「クライアントの課題を解決する」ことにやりがいを感じる一方で、心の中ではいつか大好きなワンちゃんの課題を解決する事業を立ち上げたいと考えていました。
動物関連のボランティア活動を通して直面したのは、ペットショップ流通や営利優先のブリーディングといった数々の課題です。調べを進めるうちに、犬の生年月日改ざんなど法令違反が未だ横行している現実を知り、ブラックボックス化された業界構造に強い危機感を抱きました。さらに、「優良ブリーダー厳選」と謳いながら、実際にはほとんど審査を行わないマッチングサイトが数多く存在することも知り、本当にワンちゃんを大切にするブリーダーと飼い主をつなぐ仕組みが必要だと痛感しました。
「それなら、自分が変えるしかない。」
業界の外にいた自分だからこそできることがあると信じて立ち上げたのが『BreederFamilies』です。生成AIブームの中でテクノロジー関連の企業ではやりがいもありましたが、それ以上にワンちゃんの社会課題解決への想いが勝り、会社を辞める決断をしました。
私たちは、動物福祉の観点に立った「厳しい審査基準」と「透明性ある情報提供」で、飼い主と本当にワンちゃんを大切にするブリーダーをつなぎます。将来的には、この基準を業界全体に広げ、ワンちゃんに優しいブリーダーが当たり前に選ばれる世の中をつくることを目指しています。

